エールフランスのビジネスクラスに家族4人で乗ってきました。
15時間もの超ロングフライトをフルフラットシートで過ごせる快適さ。
これに勝るものはありませんでした!
そして、マダム&ムッシューな客室乗務員さんの立ち振る舞いも素敵。
エールフランス航空ビジネスクラスの魅力は、なんといってもこの「快適さ」と「洗練されたサービス」
この記事では、エールフランスのビジネスクラスに家族で搭乗してきたレポートを、その魅力を余すことなくお届けします。
これまで、子どもたちも含め家族でこんなビジネスクラスに乗りました。
羽田からパリまで往復、エールフランスのビジネスクラスに搭乗
機内食は4パターンから事前予約が可能。エールフランス航空ビジネスクラスに乗るなら、搭乗前に予約しておくのがベター
エールフランスのビジネスクラスに搭乗するなら、ぜひとも事前にやっておきたいことがあります。
それは「機内食の予約」です。
直前になるとエールフランスからメールが送られてくるので、案内に従って食べたい料理をチョイスします。
深夜便だったので私は「Fish, shellfish dish」を選びました!
なお、事前に選択をしていない場合は機内でCAさんに希望を伝えるのですが、私が搭乗した便ではビーフが品切れになってしまったようです。
どうしてもビーフが食べたい!という方は、事前に希望メニューを登録していきましょう。
また、特別食を希望される方も、このタイミングで事前予約することができます。
羽田空港ではセルフチェックイン機を使ってチェックイン。チェックイン手続きはスムーズに完了!
羽田空港に着いたのですが、混雑しているだろうとかなり早く着き過ぎてしまいました。
エールフランスのカウンターはまだオープンしておらず。
仕方なくセルフチェックインの機械を使ってチェックインしました。
羽田空港からエールフランスを利用する場合はJALサクララウンジにて搭乗までの時間を過ごせます。
羽田空港からエールフランスを利用する場合は、JALのサクララウンジが利用できます。
エールフランスはスカイチームというグループ。
一方でJALはワンワールドというグループ。
本来であれば、デルタ航空(スカイチーム)のラウンジを使用するのがよくあるケースかなと思うのですが、ここ羽田空港国際線ターミナルでは、JALのラウンジを案内されます。
4階にあるサクララウンジ、5階にあるサクララウンジスカイビュー
どちらのラウンジも利用できますので、空いている方に案内していただきましょう。
羽田のサクララウンジは最近システムが新しくなって、料理はスマホを使って注文するように、そしてシャワーの順番待ちもスマホで登録して順番待ちをするようになりました。
詳しくはJAL公式サイトの案内でご確認ください。
JAL公式 羽田空港国際線サクララウンジ
画像引用:https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/service/lounge/hnd/sakura/
エールフランス航空ビジネスクラスの乗り心地は?フルフラットシートで快適間違いなし!
搭乗時間になったので機内へ向かいます。
今回搭乗した飛行機は、ボーイング777-300ERです。
窓側のA席はすべて通路側にシートがあり、少し角度をつけて窓の方を向いています。
そして中央列のEF席は内側を向くように少し角度がつけられています。
このようなシート配列をリバースヘリンボーンと言い、日本の航空会社だとJALビジネスクラス『JAL SKY SUITE Ⅲ』で採用されています。
この中央列EF席では、間にあるパーテーションはボタン1つで簡単に取り外すことができるようになっています。
カップルや家族に最適ですね!
なお、エールフランスのボーイング777-300ERでは、ビジネスクラスシートが順次リニューアルされているのですが、今回搭乗した機体は残念ながら古いタイプのものでした。
エールフランス 新ビジネスクラスシート
座席をもう少し細かくご紹介していきます。
大型モニターの下には、足を入れるスペースがあります。
リクライニングを起こした状態では、オットマンとして。
そしてフルフラットにした状態では、ベッドの足元側として機能します。
中央列E席の足元はこんな感じですね。
モニターはそれぞれ自分の方を向くようになっています。
頭のすぐ横には読書灯。
そしてその横の収納には、アメニティとヘッドフォンが収められていました。
ヘッドフォンはもちろんノイズキャンセリング機能のあるタイプ(PHITEK製)
電源はシート横にユニバーサルタイプのコンセントとUSB-TypeAが用意されています。
それぞれのシートはもちろんフルフラットに。
フラットに倒して、フカフカの枕とブランケットでめっちゃくつろぐことができます。
エールフランスビジネスクラスのアメニティは?クラランスのクリーム類とおしゃれなポーチでいい感じ。
アメニティはこんな感じです。
エールフランスということもあり、中身はフランス・CLARINS(クラランス)のものが収められています。
クリーム類のほか、靴下やアイマスク、歯ブラシ、耳栓、ボールペンというラインナップ。
ポーチもおしゃれなデザインで、グレーとネイビーの2色があります。
普段使いにもピッタリなシンプルデザインで、ポーチは自宅に持ち帰りました。
エールフランスビジネスクラスの機内サービス。機内食は深夜便でもガッツリ!でもおいしくて大満足でした。
座席に座ると、離陸前にウェルカムドリンクのサービスがあります。
エコノミークラスの搭乗が終わるのを待つ時間、ファーストクラスやビジネスクラスではシャンパンを飲んで待ちます。
この時間が、優越感に浸れます。
(グラスの形がソフトドリンクっぽいので中身がアップルジュースに見えますが)
離陸してしばらくすると、待ちに待った食事のサービスがはじまりますが、すでに深夜0時を過ぎています・・・
食事の前に、まずはおつまみとシャンパン(2杯目)
さて、お料理が運ばれてきました。
前菜はサーモン、生ハム、サラダなど。
奥にはチーズとデザートが見えていますが、正しい順番で食べるならこのチーズとデザートはメインを食べた後ですので、手を付けずに待つのがおそらく正しいお作法です。(メインの前に食べてしまった人)
前菜のプレートと入れ替えに、メインのプレートが提供されました。
「エビとメカジキの蒸し煮のオレンジ・タラゴン・ソースがけ」だそうです。
ビーフやチキンにしなくてよかったと心から思いました。
なぜなら、この時すでに深夜2時・・・
この日のメニューをすべて載せておきます。
ビジネスクラスは夜食も充実。カップ麺、フルーツ、なんと焼き鳥も!
ビジネスクラスのギャレーには、写真のような食事が用意されています。
私は特に何も食べなかったのですが、家族が梨を食べたり焼き鳥を食べたりしていたようです。
焼き鳥はお願いすれば温めてくれます。
また、ギャレーの一角にはバーカウンターになるスペースがあり、ソフトドリンクやアルコール類もセルフでお好きなタイミングでいただくことができます。
朝食はマッシュルームオムレツを選択。
朝食はメインを温かいマッシュルームオムレツ、または冷たいサラミ、ポテトサラダ、魚、野菜、チーズの盛り合わせから選択することができます。
長いフライトのあとは、温かい食べ物がうれしいですね!
パンもおいしかったですが、日本発のフライトでは日本の機内食工場で作られた食事になるので、何だかちょっと期待していたレベルと違ったような気もしました。
(帰りのフライトでは、おいしいフランスパンが食べられました!)
エールフランスの機内エンターテイメントは、映画の種類もたくさん。日本語吹き替えも豊富にあるが邦画の選択が個性的すぎる?
機内で観られる映画は、エールフランスの公式サイトで確認できます。
エールフランス In-flight entertainment
個人的な感想で恐縮ですが、邦画のラインナップがどれもシリアスで重たいテーマの内容が多いなぁと感じました。こういうのがフランス人にウケるテーマなのでしょうか。
機内では、テルマエロマエとかコンフィデンスマンJPのようなコミカルな映画をサクッと観たい人です。
ということでディズニー映画(こちらも種類豊富!)を何本か観て過ごしました。
エールフランスはメッセージの送受信程度なら、機内Wi-Fiが無料で使える。が、飛行ルートによっては繋がりにくい!
エールフランスでは機内Wi-Fiが利用できます。このうちメッセージパスならば無料!
メッセージパス | 無料 |
サーフパス | 8ユーロ/1時間 |
ストリームパス | 30ユーロ |
試しに無料のメッセージパスを使ってみたのですが、この日の飛行ルートが北極圏回りだったからか全然繋がらず・・・
ヨーロッパが近づいてきてようやく繋がり始めたところでしたが、Gmailを時々受信するレベルの、あまり使えない機内Wi-Fiでした。
フルフラット最高!15時間のロングフライトも快適で大満足なエールフランスビジネスクラスでした!
飛行機はまもなくパリに到着です。
15時間のロングフライトでしたが、フルフラットシートのおかげで快適に過ごすことができました。
羽田を出発する前はビジネスクラスでも「15時間は苦行だなぁ」と思っていましたが、実際はそんなことなかったですね。
15時間の苦行始まります…
では、いってきまーす✈️ pic.twitter.com/Os7krbTTut
— だいちぃ✈️ポイ活&陸マイラーで家族旅行を満喫中🛫 (@traveler_da1) August 9, 2023
パリから東京までの帰りもエールフランスのビジネスクラスに搭乗。本場パリ・シャルルドゴール空港のラウンジにも入室!
パリから東京までの帰りのフライトでもビジネスクラスに搭乗しました。
写真はパリ・シャルルドゴール空港ターミナル2Eにあるエールフランスラウンジです。
ビジネスクラス搭乗時は、その航空会社のステータスや会員・非会員に関係なく専用ラウンジを利用することができます。
室内はめちゃくちゃオシャレな空間が広がっています。
木目の大きな枠の中に深緑のイスが並んだボックス席。
そして天井の装飾でめちゃくちゃキラキラ空間に。
ラウンジでは食事も提供されています。
パンがこんな感じに盛られていますが、味は申し分ありません!
さすが、フランスパンの本場です。
野菜が、それも生野菜がこんなにもたくさん食べられるのはうれしいポイントですよね!
こちらはデザートとヨーグルト。
軽く盛ってこんな感じになりました。
HEINEKENの缶がありますが、もちろんワインを含めアルコール類も飲み放題!
ラウンジ内にあるサインを撮影してみました。
ラウンジ内には、シャワー、サウナもあることがこのサインから分かりますね。
搭乗まであまり時間がなくシャワーを浴びる時間がなかったのが残念。
帰りのフライトは、約13時間ほど。
行きの15時間に比べるとかなり短くなりますが、ロシア上空を飛べないせいで相変わらずヨーロッパと日本の間の飛行時間は長いです。
帰りのフライトの様子は、行きと違うところだけご紹介しますね。
食事がはじまります。まずはアミューズから。
行きの羽田発では「おつまみ」の袋でしたが、パリ発では「ニンジンとクミンのピューレ、ローストしたバターナッツ、かぼちゃと焦がしヘーゼルナッツ」というおしゃれな料理が出てきました。
前菜はカニと青リンゴ、セロリ(写真下中央),ポルチーニ茸とサヤエンドウ豆とアボカドのクリーム添え(写真下右)
カニと青リンゴとセロリを和えるんだ〜というビックリな組み合わせですが、おいしかったです!
メインは豚肉メニューを選びました。
「ポークロインとラングスティーヌのクーリ」です。分かる単語が”ポーク”しかありませんでしたが、これもおいしかった!
メインは豚肉のほかに、鶏、魚、ベジタリアンと4つの選択肢があります。
デザートは、アプリコットフラン、ラズベリーとジャンドゥーヤのシュークリーム、オペラケーキ。
そして左上のカップに入っているのがアイスクリームです。
行きも深夜便でしたが、帰りも深夜便なのでデザートを食べている頃は深夜1時でした。
こちらは羽田到着前に提供された朝食です。
メインはマッシュルームとほうれん草のフラン(茶碗蒸しのような料理)
長時間フライトの締めにいただく、温かいお食事がホッとします。
パンが盛られたカゴを持った客室乗務員さんが「どれにしますか?」と声を掛けてくれます。
エールフランスは、パンがおいしい!
さすが、フランスパンがおいしいんです!
ちょっと美しくないかもしれませんが、ヨーグルトにカットフルーツとグラノラを投入していただいちゃいます。
これがおいしいんですよね!
朝食が提供されたのは飛行機がまもなく九州に差し掛かろうとしているタイミングでした。
長いフライト、帰りも快適に過ごすことができました!
エールフランスのビジネスクラスはJALマイルで乗れる!特典航空券の交換に必要マイル数は?
参考 JALマイレージバンク 提携社特典航空券 エールフランス
エコノミークラスはもちろん、ビジネスクラスも、JALマイルで乗れるんです。
今回私は、440,000マイル を使用して、4人分 の ビジネスクラス航空券 を手に入れました(日本=パリ往復)。
▼1人分なら110,000マイルですね。
※ 最近は特典航空券の空席が非常に見つかりにくいです。
大量のJALマイルはどうやって貯める?私はポイントサイトとマリオットボンヴォイアメックスで貯めています!
今回は家族4人でのヨーロッパ旅行に、JALマイル440,000マイルを使いました。
JALの飛行機に乗ってマイルを貯めたり、JALカードを使ってマイルを貯めたり、というのが一般的ですよね。
でも私は、ほとんどのマイルは「ポイントサイトを使って、ポイントをJALマイルに移行する」「マリオットボンヴォイアメックスで貯めたポイントをJALマイルに移行する」の2つの方法で貯めました。
【2024年】JALマイルが貯まる陸マイラーとは?ポイントサイトでマイルを貯める方法は必見!
マリオットボンヴォイアメックスプレミアム、使って得られた実体験を紹介!
▼JALのマイル実績明細です。「モッピーポイント交換分」とあるのが、ポイントサイト「モッピー」からポイント交換したマイルです。
日本〜ヨーロッパ間の長距離フライトではビジネスクラスのフルフラットシートが快適で最高だった!
日本・東京とフランス・パリ。
行きが15時間の飛行時間、そして帰りは13時間。
合計28時間も飛行機に乗っていたことになりますが、フルフラットシートのおかげで苦痛に感じることは一度もありませんでした。
贅沢な発言ですが、ヨーロッパへはもうエコノミークラスじゃ行けない体になってしまいました(苦笑)
【地獄の12時間?】飛行機の一番後ろはリクライニングなし?最後列、最後尾座席でパリへ行った話
長距離フライトに乗るなら、今後もやっぱりビジネスクラスがいいですね!
これからもがんばってマイルを貯めようと思います。
【搭乗記】初めてのJALビジネスクラス。出発から到着まで12時間、機内での体験をブログで全部お見せします!
シンガポール航空ビジネスクラスに搭乗。機内食で本格レストランを体験!
【搭乗記】ANAビジネスクラスに家族4人で乗ったレポ。メキシコシティ直行便!
JALビジネスクラス搭乗記。JL737便でセントレアからバンコクへ。機内食、そして噂のライフラットシートはいかに?
【搭乗記】アシアナ航空ビジネスクラス。長距離・長時間のヨーロッパ路線での体験談【エアバスA380】