内容をよく確認してから記事修正をしますが、取り急ぎ以下の変更が確認されていますのでご注意を!
- 変更対象区間:東京〜東南アジア区間
- 座席クラス:変更前→変更後
- エコノミークラス:15,000マイル→25,000マイル
- ビジネスクラス:25,000マイル→50,000マイル
「アラスカ航空のマイルを使うとJALビジネスクラスがおトクに乗れる!」
こんな話、聞いたことありますか?
もちろんこれ、事実です!
JALビジネスクラスで、シンガポール〜東京〜バンコクと飛んでも、わずか25,000マイルなんです!
アラスカ航空のマイルを使った特典航空券は、ほかにもおトクとなるルート・旅程がたくさんあります。
今日はアラスカ航空の特典航空券について、解説したいと思います。
▼マイルの貯め方を知りたい方は、こちらの記事をどうぞ
アラスカ航空マイルの貯め方がイチから分かる!日本人でも貯められる6つの方法
アラスカ航空のマイルで利用できる航空会社
アラスカ航空はスターアライアンス、ワンワールド、スカイチームといったグループには属していません。
その代わりとして、アラスカ航空は独自にこれらの航空会社と提携しており、アラスカ航空のマイルを使ってこれらの航空会社の特典航空券を発券することができます。
シンガポール航空 | アメリカン航空 |
ブリティッシュエアウェイズ | キャセイパシフィック航空 |
Condor | エミレーツ航空 |
フィジーエアウェイズ | フィンエアー |
海南航空 | アイスランドエア |
日本航空(JAL) | 大韓航空 |
LATAM航空 | PenAir |
カンタス航空 | Ravn Alaska |
(※)シンガポール航空は間もなく利用可能になる予定
アラスカ航空のマイルを使った特典航空券は、一部の航空会社を除いてWEB発券可能!
アラスカ航空のマイルを使った特典航空券は、一部の航空会社を除いてアラスカ航空のホームページより発券することができます。
- WEB発券できない航空会社:キャセイパシフィック航空,LAN航空
日本人に馴染みのあるキャセイパシフィック航空が含まれているのが残念ですが、直接アラスカ航空の予約センターに電話をすれば、特典航空券に交換可能です。
- アラスカ航空予約センター|1-800-252-7522
アラスカ航空の特典航空券に必要なマイル数は?
特典航空券に交換するのに必要なマイル数はアラスカ航空のホームページより見ることができます。
How many award miles do I need for my flights?
そのうち一部を抜き出して表にしてみました。
JAL(アジア〜アジア:片道)
座席クラス | エコノミー | ビジネス | ファースト |
マイル数 | 15,000 | 25,000 | 30,000 |
JAL(日本〜日本:片道)
座席クラス | エコノミー | ビジネス | ファースト |
マイル数 | 15,000 | 25,000 | 30,000 |
JAL(北米〜東アジア:片道)
座席クラス | エコノミー | ビジネス | ファースト |
マイル数 | 35,000 | 60,000 | 70,000 |
JAL(北米〜東南アジア:片道)
座席クラス | エコノミー | ビジネス | ファースト |
マイル数 | 40,000 | 65,000 | 75,000 |
キャセイパシフィック航空(アジア〜アジア:片道)
座席クラス | エコノミー | プレエコ | ビジネス | ファースト |
マイル数 | 12,500 | 15,000 | 22,500 | 27,500 |
キャセイパシフィック航空(北米〜アジア:片道)
座席クラス | エコノミー | プレエコ | ビジネス | ファースト |
マイル数 | 30,000 | 35,000 | 50,000 | 70,000 |
アラスカ航空の特典航空券でおトクになるのは、どのようなケースか?
アラスカ航空の特典航空券は、片道航空券で使うのがおトク!
アラスカ航空の特典航空券がお得になるのは、なんと言っても片道航空券です。
「片道」といっても乗り継ぎ地で途中降機(ストップオーバー)をすることができるので、ルートによってはあたかも往復航空券のように利用することができます。
アラスカ航空のマイルを使った片道航空券のルール
- 乗継地で約11か月まで途中降機可
- 途中降機する場合は、単一の航空会社である必要がある
- 出発地と目的地は別の国にする必要がある
“乗り継ぎ地でストップオーバーをして往復航空券のように利用”とはどのようなものか、例をあげて説明してみます。
アラスカ航空の特典航空券、発券例をチェック!
アラスカ航空のマイルを使った特典航空券、日本人の人がよく利用する発券例を見てみましょう。
バンコクー日本(途中降機)ーシンガポール(JAL利用)
バンコクを出発して日本で途中降機(ストップオーバー)をし、数ヶ月後にシンガポールに飛ぶ、こんな旅程を組むことができます。
- エコノミークラス:15,000マイル
- ビジネスクラス:25,000マイル
「ファーストクラス:30,000マイル」とアラスカ航空の特典チャートには載っていますが、現在JALの東南アジア路線はファーストクラスの設定がない機材しか飛んでいないため、ビジネスクラスが最上位クラスとなります。
JALマイルを利用したJAL国際線特典航空券で東南アジアを往復する場合は、35,000マイル(エコノミークラス)80,000マイル(ビジネスクラス)が必要となるため、アラスカ航空のマイルがいかにおトクかお分かりいただけるでしょう。
せっかく貯めたマイル、同じ便に乗るなら少ないマイルで発券したいじゃないですか。
(JALカード特典・ディスカウントマイルを利用すれば同区間はエコノミークラス24,000マイル、曜日限定特典を利用すればビジネスクラス60,000マイルと減額されます。詳しくはJAL国際線特典航空券マイル早見表でご確認ください)
JAL国際線特典航空券のディスカウントマイルや曜日限定特典は、期間限定でおトクになります。
しかし、このディスカウントマイル等を考慮したとしても、さらにアラスカ航空のマイルを利用した方がマイルの使用数が少なく、おトクです。
アメリカー日本(途中降機)ーシンガポール(JAL利用)
ニューヨークを出発して日本で途中降機(ストップオーバー)をし、数か月後にシンガポールに飛ぶ、こんな旅程を組むこともできます。
- エコノミークラス:40,000マイル
- ビジネスクラス:65,000マイル
- ファーストクラス:75,000マイル
なお、「ストップオーバーを含む旅程は単一の航空である必要がある」というルールがありますが、アメリカ国内線でアラスカ航空を利用する場合は除かれます。
香港ー日本(途中降機)ー台北(キャセイパシフィック航空利用)
香港を出発して日本で途中降機(ストップオーバー)をし、数か月後に台北に飛ぶ、という旅程を組むこともできます。
キャセイパシフィック航空の日本ー香港間のフライトは、一部台北を経由する便があります。
こちらを利用すると、キャセイパシフィック航空単独でこのような旅程が組めます。(成田、セントレア、関空から台北経由香港便が飛んでいます)
- エコノミークラス:12,500マイル
- プレミアムエコノミー:15,000マイル
- ビジネスクラス:22,500マイル
アメリカー香港(途中降機)ーシンガポール
アメリカを出発して香港で途中降機(ストップオーバー)をし、数か月後にシンガポールに飛ぶ、こんな旅程を組むこともできます。
- エコノミークラス:30,000マイル
- プレミアムエコノミー:35,000マイル
- ビジネスクラス:50,000マイル
- ファーストクラス:70,000マイル
ファーストクラス、ビジネスクラスといった上位クラスがJALと同じ、もしくは少ないマイルで利用することができます。
ただ、この旅程の場合は、これらの航空券の手配が別途必要となるため、少しハードルがあがりそうですね
- 日本から出発地までの片道航空券
- 香港ー日本ー香港の航空券
- 到着地から日本までの片道航空券
この航空券の手配については、後ほど少し触れます。
アラスカ航空の特典航空券の検索方法
アラスカ航空のマイルを使った特典航空券を検索する場合は、このように入力します。
検索するだけならアカウントが無くてもできます。
バンコクー東京(途中降機)ーシンガポール(JAL利用)の検索方法
左側で「Multi-city」にチェックを入れ、都市名と日付を入力。日本でストップオーバーをする場合は日付を離してくださいね。
好きなフライト,座席クラスにチェックを入れて、右下にある「ADD TO CART」をクリックします。
このように1区間目(11月)と2区間目(4月)が大きく離れた旅程が組めます。必要マイル数(25,000マイル,ビジネスクラス)と、諸税(58,7USD)もこちらの画面で確認できます。
バンコクー名古屋(途中降機)ーシンガポール(JAL利用)と検索するとおもしろい結果に
続いて先ほどと同じような旅程で途中降機の場所を名古屋にしてみました。
するとちょっとおもしろい検索結果になりました。
前半はバンコクから名古屋に飛び、長い途中降機をします。
おもしろいのはストップオーバー後です。
名古屋から再びバンコクへ行き、バンコクで1泊(滞在約18時間)、さらに成田へと戻って2時間の乗り継ぎをして、最終的にシンガポールへ到着するという、かなり過酷なフライトを選ぶこともできました。
名古屋ではなく大阪にしても、似たようなフライトが検索結果に出てきました。やってみたい人はぜひトライを!
アラスカ航空の特典航空券を予約するときに注意すること
アラスカ航空の特典航空券で注意すべきことがいくつかありますので押さえておきましょう。
香港ー日本ーデリーで、前半をキャセイ、後半をJALはできない
- 途中降機する場合は、単一の航空会社である必要がある
というルールがあります。
どうしても香港ー日本区間をキャセイ、日本ーデリーをJALにしたい場合は別々の片道航空券とすれば可能です(当然必要マイルは倍になります)
シンガポールー日本ーシンガポールはできるけど、損!
また、シンガポールー日本ーシンガポールとしたい場合は、往復航空券になります。
- 出発地と目的地は別の国にする必要がある
シンガポールー日本ークアラルンプール(別手配)シンガポールなどとして、片道扱いにした方がマイルが半分に済んでお得です。
日本発・日本着の片道航空券不可。往復航空券なら可能
片道航空券には
- 出発地と目的地は別の国にする必要がある
というルールがあります。
つまり日本ー海外ー日本という旅程を組む場合は、往復の特典航空券を発券する必要があり、マイルも往復分が必要になります。
出発地まで片道航空券を手に入れる必要がある
例えばアラスカ航空のマイルを使ってバンコクー日本ーシンガポールの航空券を手に入れたとします。
すると、日本からバンコク,シンガポールから日本の航空券が必要になります。
この区間の航空券をどうやって手配するかも、考えておきましょう。
- JALの片道特典航空券で手配(ANAは片道特典航空券不可)
- BA,CXの特典航空券(片道ずつ)で手配
- LCCで手配(エアアジア、スクートなど)
- 前後をオープンジョーで手配(通常の航空券、特典航空券ともに可)
アラスカ航空の特典航空券で気になることを確認!
アラスカ航空の特典航空券を予約するときに、気になることをチェックしておきます。
特典航空券は2席までしか取れないのか?ビジネスクラス4席は取れる?
これは気になりますよね。
我が家は4人家族なので4席ビジネスクラスで取れないと困ります。
結論から言ってしまうと、日程や空席状況にもよりますが、4席ビジネスクラス・エコノミークラスはどちらも可能です!
このように大人2名、子ども2名(2−17才)で検索してみると、
このように、ビジネスクラスが選択できました。(上2つは全区間ビジネスクラス、下2つは片方のみエコノミークラス)
4人分、合計10万マイルと、諸税などで232USDです。
このまま発券すれば家族4人でビジネスクラスを堪能することができます。
アラスカ航空の特典航空券をキャンセルする場合はどうなる?マイルの払い戻しはある?
アラスカ航空の特典航空券を検索すると、運賃や変更・キャンセル、そして手荷物に関するルール(ポリシー)を確認することができます。
こちらは発券前でも確認できますので、Google翻訳などを使って読んでみてください。
重要な点だけご紹介しておきます。
提携航空会社の特典航空券には、発券手数料が12.5USD必要
JALやキャセイパシフィック航空など、提携航空会社の特典航空券を発券するときは、1人につき12.5USDが発生します。
この発券手数料は万が一特典航空券をキャンセルした場合でも、払い戻しはされません。
予約から24時間以内のキャンセルは無料で可
you can cancel and redeposit miles within 24 hours of original purchase with no fee.
予約から24時間以内のキャンセルは無料でキャンセルすることができます。
また、発券に使ったマイルはキャンセル後にマイル口座に戻ってきます。
予約から24時間以降の変更・キャンセルは1人125ドルで可
A fee of $125 USD per person will also be assessed for all other changes and cancellations.
予約から24時間以降に、変更やキャンセルをする場合は1人あたり125USDが発生します。
取消料は発生しますが、発券に使ったマイルはキャンセル後にマイル口座に戻ってきます。
アラスカ航空の特典航空券まとめ
アラスカ航空のマイルを使った特典航空券、最大のメリットはこちらでしたね。
JALビジネスクラスで、シンガポール〜東京〜バンコクと飛んでも、わずか25,000マイル!
この超絶おトクなアラスカ航空の特典航空券、検索するだけなら無料ですので、ぜひ試してみてくださいね。
▼アラスカ航空のマイルの貯め方はこちらの記事で詳しく解説しています。