ようこそ、セントレアへ!ようこそ、名古屋へ!
といっても実はセントレア(中部国際空港)から名古屋駅へは、直線距離で約20km離れています。
セントレアから名古屋駅に向かうには、ミュースカイという電車を利用するのが最速・最短のルート。
そこでこの記事では、セントレアに到着してからミュースカイに乗って名古屋駅へ行く方法をご紹介します。
【ミュースカイの乗り場はどこ?】セントレアに到着したら、空港駅のあるアクセスプラザを目指そう
セントレアに到着したら、案内表示に従ってアクセスプラザに向かいます。電車のマークに向かって進みましょう。
国内線到着出口(下の画像)からは、右へ。国際線の到着出口からは反対の左です。表示に従えば間違いありません。
この通路を抜けると空港駅が左側に見えてきます。
こちらが名鉄のきっぷ売り場。セントレアには名鉄しか乗り入れておらず、さらに改札は1ヶ所しかありませんので、空港駅のきっぷ売り場は必然的にこちらの1ヶ所しかありません。
【まずは乗る電車を決めよう!】最速最短で名古屋駅に到着できる電車はどれ?運賃は1 ,230円?870円?
まずはどの種類の電車に乗るべきか決めないといけません。
「どの電車に乗るのが一番早く名古屋駅に到着できるのか?」
有人の窓口にある3枚の液晶画面を見てください。ここを見るのが一目瞭然です。
▼この画像にコメントを書き入れてみました。
写真を撮影したのは朝8:10ごろ。
この時点では、一番早く出発する8:17発の電車が、8:54に名古屋駅に最も早く到着します。次は8:29発の電車で、9:05着。最後が8:21発の電車で9:10着となります。
チェックすべきポイントは、画面中央あたりにある「金山駅・名古屋駅の到着時刻」です。あとは、その車両がミューチケットが必要な電車かどうか、です。
【乗車時間は最速・最短!】全車特別車ミュースカイが定番。名鉄名古屋までの運賃は乗車券870円+座席指定360円=1,230円
全車特別車、名鉄が誇る最高の電車がこの青いミュースカイになります。
中部国際空港から名鉄名古屋駅までの所要時間は約28分と最速。
しかし、基本的に青いミュースカイの本数は1時間に2本しかないため、空港駅に着いた時間によっては上に載せた写真のように「赤い特急のが早く名古屋駅に到着できる」となることも。
なお、この青いミュースカイは全席特別車(指定席)なので運賃+指定席料金が必要です。
- 中部国際空港〜名鉄名古屋:1,230円(乗車賃870円+指定席360円)
- 中部国際空港〜金山:1,170円(乗車賃810円+指定席360円)
▼時刻表のうち、赤字・白抜きで書かれたものが青いミュースカイです。対する赤い四角に白字で書かれたものが赤い特急です。(時刻表:土日祝,平日)
【第2の候補】一部特別車の赤い特急は、指定席と自由席が連結されている。名鉄名古屋までの運賃は1,230円または870円
青いミュースカイの合間を埋めるのが、この一部特別車の赤い特急です。
中部国際空港から名鉄名古屋駅までの所要時間は約35分とまずまず。
赤い特急の場合は、車両の一部のみが特別車(座席指定)となり、確実に座りたければ指定席券を購入する、一般車でいいなら指定席券は不要ということです。
- 中部国際空港〜名鉄名古屋:1,230円(乗車賃870円+指定席360円)
- 中部国際空港〜金山:1,170円(乗車賃810円+指定席360円)
なお、この赤い特急はミュースカイではないにもかかわらず、特別車両券は青いミュースカイと同様「ミューチケット」と呼ばれているからややこしいんですよね。
ミューチケットが、青いミュースカイに乗るときは「ミューチケット=早く着ける&指定席券」という意味合いを持つのですが、赤い特急に乗るときは「ミューチケット=指定席券」となります。
意味、分かりますかね?
【こんな選択肢も】タイミングによっては準急もアリ!名鉄名古屋までの運賃は870円
空港駅に着いたタイミングによっては、青いミュースカイでも赤い特急でもなく、準急でもいいんじゃないか?というタイミングがあります。
具体的にどんなタイミングかというと、下の画像のように赤い特急が出てしまってすぐのタイミングです。
このタイミングは非常に迷います・・・。一番早く出発する準急に乗ろうかなとも思うんですが、実際には途中で青いミュースカイに抜かれます。
とはいえ、抜かれても名古屋駅に到着する時間は5分しか違いませんので、この場合は”準急”という選択肢はアリです。ミューチケットの料金が浮きますし、空いているので高い確率で座れますし。
- 中部国際空港〜名鉄名古屋:870円(乗車賃のみ)
- 中部国際空港〜金山:810円(乗車賃のみ)
【ミューチケット・切符の買い方】ミュースカイをはじめ、名鉄の駅ではクレジットカードは使えません!
全車特別車(全席指定席)の青いミュースカイに乗る人と、一部特別車の赤い特急のうち座席指定の特別車に乗る人は、ミューチケット(=特別車両券)が必要です。
一部特別車の赤い特急の一般車(自由席)と、準急や普通に乗る人はミューチケットは不要です。
ミューチケットが購入できるのは6ヶ所!それぞれの買い方をまとめます。
まずは、ミューチケットが必要な方向けの購入方法をご説明します。
くどいようですが、一部特別車の特急(赤)の一般車や準急ではミューチケットは要りませんのでミューチケットを買ってはいけません。切符や交通系ICカードだけで乗れますので。
▼ミューチケットが購入できるのは、こちらの6ヶ所になります。
- 改札外の有人窓口
- 改札外の自動券売機
- 改札内の有人窓口
- 改札内の自動券売機
- ミュースカイの車内
- ウェブサイト(名鉄ネット予約サービス ※2019年5月18日から)
改札外の有人窓口で購入するのが一番カンタン!座席指定の希望もしてしまおう。
ここで買うのが一番カンタンです。しかし、最も定番の購入場所なので時間帯によっては非常に混雑しています。
混雑している場合は他の4つの購入方法・場所をチェックしてください。
▼私はいつもこんな感じで窓口の駅員さんに伝えています。参考にしてみてください。
◯◯時◯◯分のミュースカイ,名古屋駅まで,大人1枚,乗車券もセットで,◯号車,窓側が空いていれば
ちょっと解説します。時間と行き先、乗車人数はいいですよね?
「乗車券もセットで」は、乗車券(切符)と特別車両券をあわせて購入するという意味です。これに対するもう1つの選択肢は「ミューチケットのみ」という言い方になります。
切符を合わせて購入する必要がある方は「乗車券もセットで」と伝えれば問題ありません。利用区間の切符をすでにお持ちであったり、乗車区間が定期券と重複する人なんかは「ミューチケットのみ」と伝えましょう。
車両番号や、座席番号、窓側・通路側の指定も可能です。ちなみに改札から一番近い車両(手前側)が1号車になります。
【注意】駅での支払いは現金またはSuicaをはじめとした交通系ICカードのみで、クレジットカードは利用できません。
名鉄ではKitaca,PASMO,Suica,TOICA,PiTaPa,ICOCA,はやかけん,nimoca,SUGOCAがご利用になれます。(画像にはありませんが仙台で広く利用されているicscaでも利用できるはずです)
「クレジットカードは使用できません」と書きましたが、正確には名鉄μ’sカード、メディアカードという2種類の名鉄系のクレジットカードのみ、切符をクレジットカードで購入することができます。
他エリアにお住まいの方には99%不要なクレジットカードですが、名鉄の定期券をお持ちの方であれば持っていて損はないクレジットカードです。
改札外の有人窓口が混雑しているときは、改札外の自動券売機で購入しよう
時間によっては有人の窓口がこんなに混雑していることも。
こういうときは、並んではダメです!まずは隣の券売機をチラっと見てみましょう。
改札外の有人窓口の左側に、自動券売機がたくさん並んでいます。こちらでもミューチケットは購入できるんですよ!
操作は簡単ですが、購入方法をざっくりとご説明したいと思います。
▼自動券売機がこの表示になっているときは、一番下の左から2番目「特別車両券・ミューチケット」を選択します。
▼3つの選択肢があるのでややこしいですねー。基本、真ん中を選んでおけば間違いないです。
- (左)特別乗車券のみ:利用区間の切符をすでにお持ちであったり、乗車区間が定期券と重複する人、乗車券を交通系ICで支払いたい人
- (中)片道きっぷ+特別車両券:乗車券もこの場で購入する人
- (右)翌日以降のミューチケットを購入する人
▼この選択がクセモノ。この写真の中だと、17:06発と17:36発の2つは青いミュースカイで最速最短で名古屋駅までたどりつける電車です。
一方で真ん中の17:14発は赤い特急列車で、指定席が不要であればミューチケットを購入する必要はありません。所要時間も若干長めです。
青いミュースカイと赤い特急列車でこのような違いがあるにも関わらず、この表示画面からは到着時刻・所要時刻からしか読み取れないというトラップがあります。
▼電車を選んだら、座席指定をします。希望号車がある方はそちらも選択しましょう。改札から近い方から1号車,2号車・・・となります。
▼最後に確認画面が出て、お金を投入、もしくは交通系ICカードを投入します。これでミューチケットが買えます。
みんな知らないの?改札”内”の有人窓口が結構穴場!
1つ目にご紹介した改札外の有人窓口の反対側に、もう1つ有人窓口があります。
自動改札機あたりからチラっと覗いてみると、全然人が並んでいないことも!これはチャンス!
早速、自動改札をピッ♪っとタッチで抜けて、この窓口に行ってみましょう。
ここで自動改札を切符も持たずに抜けるためには「交通系ICカード」が必要となりますのでご注意を。
この窓口でミューチケットを購入するときは、こうやって伝えてください。
◯◯時◯◯分のミュースカイ,名古屋駅まで,大人1枚,ミューチケットのみ,◯号車,窓側が空いていれば
乗車券にあたる部分は交通系ICカードで乗車しますので、必要となるのはミューチケットのみです。重複して購入しないようご注意ください。
改札”内”の自動券売機でも購入できる。
改札を抜けて真正面にポツンとある自動券売機でも、ミューチケットを購入することができます。
ここで購入する場合も、乗車運賃にあたる部分は交通系ICカードで乗車するのが前提です。
(もちろん、改札外の自動券売機で切符を買って、この自動券売機でミューチケットを購入することもできますが、それだったら改札外の自動券売機で両方買えますので・・・。)
【最後の手段】ミュースカイの車内でもミューチケットを買えるが、発車間際のときに限定しよう!
ミュースカイの車内でもミューチケットを購入することはでき、検札をしている車掌さんに360円を支払います(現金のみ)。
しかし、この乗車方法だと座席指定ができないので、自分で空いている座席を探して座ることになり、空いていると思って座ったとしても「ここ、私の席です」と座席指定されたミューチケットを持った人が現れることも。
台風が心配ですが、名古屋のセントレアから新千歳へのエアアジア・ジャパンの2便目に乗るために名古屋に来ました。新幹線で着いて、名鉄の特急「ミュースカイ」がギリギリの乗車で特急券が買えずに、車内で買いました。レトロな感じで風情があります。17:10発ですが、何とか飛んで欲しいです。 pic.twitter.com/wYSbWvFcQE
— 鳥海高太朗 (@toriumikotaro) October 29, 2017
ミュースカイのミューチケットは予約必要?2019年5月18日からウェブ予約スタート!平日朝の空港行きと、土日は予約がベター。
2019年5月18日より、ミューチケットがウェブ予約できるようになりました。
あらかじめ乗るミュースカイが決まっていて、どうしても希望の座席に座りたいという場合は予約しましょう。
個人的な感覚ですが、平日朝の空港行きはデッキで立ち乗りしている人を多く見かけます(立ち乗りでもミューチケットは必要)。あと、土日は上り下りとも時間帯によっては混雑していますね。
予約については公式サイトで詳細をご確認ください。
実際に利用した人のクチコミを調べてみました!飛行機を降りてから空港駅に向かう途中に予約する。いいですね!
#名鉄 のオンライン予約サービス、初めて使ってみた。
これは使える。
着陸後降機までの間とか、預け荷物を待ってる間とかに予約しとけば、わざわざ空港駅でミューチケット買う必要ないので時間の無駄がないのがいいですわ。#ミュースカイ pic.twitter.com/LPAfGhP3DD— rimanoe@シンカリオンロス緩和策考え中 (@RimanoeH) 2019年5月25日
ミューチケットが不要な方は、切符だけ自動券売機で購入するか、交通系ICカードでそのまま改札を抜けてしまえばOK!
全車特別車(全席指定席)のミュースカイに乗らず、さらに一部特別車の赤い特急の特別車(特別車のみ要ミューチケット)にも乗らない人は、切符だけ購入すればOKです。
自動券売機で切符だけ購入するか、交通系ICカードでそのまま改札を通ればOKです。
全車特別車の青いミュースカイに乗る!乗り心地はまるで新幹線並みで快適♪Wi-Fiも無料で使えます。
ここからは全車特別車の、青いミュースカイに乗車する様子をご紹介します。
まず、改札を抜けます(すでに交通系ICカードで改札を抜けてしまっている人もいるかもしれませんが)。
と、いきなりここで注意事項。ミューチケットは乗車券とセットになったものを除き、自動改札機には通さないようにしてください(手で持っているだけOK)。
▼改札を抜けたら右へ進みます。全車特別車の青いミュースカイはすべて1番ホームから出発します。改札横には小さなファミリーマートとトイレがあります。
▼近い方から1号車となっています。車内はすべて通り抜けることが可能なので、ギリギリになってしまった方は近い扉から乗ればOKです。
▼車内に乗り込むとスーツケース置き場がありますので、大きなスーツケースをお持ちの方はこちらに置きましょう。あまり広くないので混雑時は満杯になってしまうこともありますが。
▼セントレアから名古屋駅に向かうときは、進行方向右側からA,B席、通路を挟んでC,D席があり、11列目が進行方向前方、1列目が進行方向の後方になります。
ちなみに座席は回転式のため、どこに座っても進行方向を向いています。ご安心を。
▼シートに座ったらチケットホルダーにミューチケットを挟んでしまうのがオススメです。ここに挟んでおけば寝ていても車掌さんが勝手に検札していってくれます。
▼テーブルの部分に座席表と設備の配置図があります。トイレは2号車と3号車の間の2号車側、さらに8両編成の場合は6号車と7号車の間の6号車側にあります。
▼なお、ミュースカイは車内でWi-Fiが無料で利用できます。
▼こちらが無料Wi-Fiのアドレスです。接続にはメールアドレスの入力が必要ですが、特に認証とかはありませんので「abcde@gmail.com」のように適当なメールアドレス形式になっていれば問題ありません(笑)
中部国際空港駅を出発したミュースカイは、21分後に最初の停車駅「神宮前」に停車をし、次に金山駅、さらにその次が名鉄名古屋駅となります。名鉄名古屋駅までの乗車時間は約28分。あっという間に着いてしまいます。
最後の注意事項、ミューチケットは自動改札機に入れないで!
ミュースカイを降りたら改札から駅の外に出るのですが、出るときにも注意が必要です。
このミューチケットは、自動改札機には入れずに、手前にある回収ボックスに入れて処分します。特にチェックはないので、電車を降りたあとは駅のゴミ箱に捨てても家に持って帰ってもOKです。
庶民の味方!一部特別車の赤い特急の一般車と準急にも乗ってみよう!
ミューチケット360円をケチると、どうなるのか?気になる人もいるでしょうからざっくりですがご紹介します。
一部特別車の赤いミュースカイは名古屋駅まで35分。青いミュースカイとの差は約7分
一部特別車の赤いミュースカイは、名古屋駅まで35分かかります。青いミュースカイが28分だったことを考えると、その差は7分とあまりありません。
さらに青いミュースカイでは、ミューチケットを必ず買う必要がありましたが、赤いミュースカイでは指定席が不要であれば一般車が利用でき、360円のミューチケットは不要です。
360円を浮かせて、7分長く電車に乗って、運がよければ座れる。そんな光景がこちらです。なかなか混雑していますね。
準急は名古屋駅まで48分と遅い。途中で青いミュースカイに抜かれる。
右側の車両がミュースカイではない、準急。
停車駅も多く、名古屋駅に向かう途中で青いミュースカイに抜かれます。
いわゆるローカル線の、ちょっと早い電車です。
さいごに
セントレアから名古屋駅までの移動は、なんといってもミュースカイに乗るのが早くて快適でおすすめです。
まれに強風や人身事故などで電車が止まっているときがあるのですが、その場合の代替手段は名古屋駅までのバスを選びましょう。
バスの運賃はミュースカイとほぼ同額なのですが、所要時間は倍以上かかりますので、やっぱり電車が便利ですね。(セントレアリムジン:名古屋駅のほか、名古屋の主要ホテルに停車します)
おまけのおトク話
愛知県をはじめとした東海エリアは、何と言ってもクルマ社会。ミュースカイがあれども、マイカーで空港まで来られる人も多いと思います。
そんなとき、知っておいてほしいのがセントレアの駐車場利用における、おトクなテクニックと予約の裏技。損はさせません!ぜひご一読ください。
【裏ワザ】セントレア駐車場はどこが安い?料金徹底比較!年末年始GW夏休みに確実・お得に予約する裏ワザも
また、飛行機に乗るならぜひ貯めていただきたいのが”マイル”。とはいえ、マイルは飛行機に乗ったりクレジットカードでお買い物をする以外にも貯める方法があるんです。
実際に私は、飛行機に乗ること・クレジットカードのショッピング、このどちらにもほぼ頼ることなく、大量のマイルを貯めることに成功しました。
「使い切れないほどのマイルを貯めてみたい」「マイルでビジネスクラスに乗ってみたい」そんな方は、ぜひこちらの方法をお読みください。